今日は卒業式でした。雨だったのがちょっと残念でしたが。
さて。卒業式があるとはいえ、前期の合格発表さえまだなので、正直受験生は気が抜けません。と、いうか明日からも普通に学校に通います。ちょっと複雑だけどね。(クラスのほとんどがまだ通う)
で、そんな話をしているときに、友人と『明日からも来るから泣かないよねぇ』とか語ってたんですが、現実はそんなに甘くなかったらしい。
卒業式では、六年間同じ学校に通ったことも手伝ってか、非常に感慨深かったのですが、泣きませんでした。むしろPTA会長さんの話し方がツボに入りすぎて、肩震わして笑ってたんです。
いや、さすがに答辞で同級生が語ってた思い出とかにジーンとくるものはありましたが。
ひどかったのが、SHR。
卒業証書を渡されるまではよかったのですが、その後壇上に出てきて一人づつ短めのスピーチをしたんですがね。そのスピーチがね。もう……泣かされるんですよ。
泣かなさそうだった人たちがどんどん泣いちゃって、つられるように泣いてました。(笑) 絶対泣かないだろうなぁ、なんて思ってた友人が泣いたので(本人は泣いてないと主張)、もう何か涙腺崩壊でした。
元々よく泣く子ではあるんですがね、わたしが。
わたしのクラスは中学校から高校に持ち上がった人だけで構成されたクラスで、努力もするし盛り上がるし、何かキャラ濃いし、という印象です。(皆賢いのに、何故か変)
なのでもう、六年間の思い出とかが思い出されて、ボロボロと泣いてしまった。ちょっと気恥ずかしい気もする。明日からもまた顔を合わせるのにね。
このクラスになった当初、皆賢そうで、一人だけ浮いているように思えて、少し場違いじゃないのかな、とか思ってました。事実、皆賢かったし、少々場違いだった感は否めません。
だけど一年間過ごし、そこそこ馬鹿騒ぎもし、クラスメイトが努力をしている姿を見て、何だかんだ言いつつ自分も勉強していたなぁ、なんて思ってしまいました。
他のクラスでいたら、こんなに勉強しなかったんじゃないの? と思うセンター一週間前だったし。(一週間前になって急に真剣になりだすわたしと友人)
流されやすい性格なので、努力の出来る人たちと同じクラスでよかったのかも、と思います。
まぁ、やっぱりすごい努力は出来なかったんですけど。
明日からあの教室で、全員が集まる機会がないのだ、と思うと寂しいし少し実感がわきません。六年間も同じように通い、教室を使い、歩き回っていた学校に自分の居場所がなくなるのだと思うと寂しいですね、やっぱり。
こー、そこの学生じゃないんだ、というよりも、『いていい』という時期が終わったんだな、と思う。
靴箱に自分の場所がなくなったり、自分の教室がなくなったりする感覚はどうにも物悲しいものがあります。
小学校のときの六年間とは違う、記憶もはっきりと残っている六年間で、とても濃かったです。濃密、というか……うん、仲間が濃い過ぎるんだ。
どんなに長く通ったとしても、あと二週間もしないうちに行かなくてよくなる。
そう実感するのはまだ先になりそうです。明日からまた勉強するんだし。
……SHRでは男子もよく泣いてたんですが、彼ら明日からも来るんだよね。一体どんな顔をしてお互いを見るのやら。ちょっと気まずくて、恥ずかしい気もします。
後もう少しなんで、楽しみつつ通えればいいな、なんて。(ええ、明日から面接の練習ですけどね)