いつきが日々を綴ります。日々のぐだぐだを語ったりしてます。時々本の感想が紛れ込んでたりするかもです。
ってことで、長々と読むのに時間がかかっていた『県庁おもてなし課』を無事読み終わりました。
土佐弁にも少し慣れたかな……慣れてないな。全部龍馬さんに聞こえるし、にゃあにゃあ言ってるように聞こえるし(しかし他県から言えば、ウチの県も結構にゃあにゃあ言ってるらしい)。
何度『いごっそう』に?を出したことか。(何回出ても覚えられない)いい男の象徴みたいなものなのかしら? つまり高知県男児であるものは、こうあるべし! みたいな??
おおらかな人たちが多そうなおはなしでした。あと、自分の持ち物には無頓着なんですって。
以下、つらつらと感想。
土佐弁にも少し慣れたかな……慣れてないな。全部龍馬さんに聞こえるし、にゃあにゃあ言ってるように聞こえるし(しかし他県から言えば、ウチの県も結構にゃあにゃあ言ってるらしい)。
何度『いごっそう』に?を出したことか。(何回出ても覚えられない)いい男の象徴みたいなものなのかしら? つまり高知県男児であるものは、こうあるべし! みたいな??
おおらかな人たちが多そうなおはなしでした。あと、自分の持ち物には無頓着なんですって。
以下、つらつらと感想。
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4月に買って以来、何となく途中まで(50Pくらい?)読んで放置。面白くなかったからというよりは、こちらの勝手な都合で、です。
何度でも書きますけど、まず文章に方言ってあまり適していない感じがしてしまうんです。文字だからだと思うんですけど、非常に浮くし何となく胡散臭い気がする。
ドラマとかアニメだと、逆に方言って温かくて好きなんですけど、文章でこてこてをやられると慣れてないこちらとしては、スラスラ読めない。いちいち止まる。理解しようとしちゃう。
だから勢いで読めないし、同じところで躓くんです。英語が苦手なわたしからしたら、『同じ単語でつまる!』みたいな。
で、あと吉門さんがあまり当初好きではなかった。というか、単純に怖かった。(今は好きですよ、念のため)
わたしは否応に主人公へ感情移入してしまう人間なので、掛水くん派なんですよ。視点は常に彼と一緒。というか、物語の語り手さん寄り。
だから当初は掛水くんの心配をしましたし、現状を知らないのにずばずば言っちゃう吉門さんはあまり好きになれませんでした。
ま、公務員(大きなくくりで言うと、多分そう)になりたいなぁとか思ってるから、どうしても掛水くんよりになるのかもしれないけどさ。
だから当初、すごく苦手で怖かったんですよ。で、読めなかった。痛いところをつかれそうな気がして。ちょうど『フリーター、家を買う』みたいな。(笑)
正論は正しいがゆえに痛い、みたいなことですかねー。
さてさて、そんなことを言いつつですが。
単純に高知行きたいなぁと思わせるようなお話でした。『植物図鑑』並みのヒットではなかったけど。これだったら、別に図書館で借りてもいい感じだった。
あ、でも何か寄付するらしいので、それはそれでよかったかもね。
吉門さんのキャラがどんどんよくなるのは魅力。掛水くんの男前度は前々からあったらしいけど、最後の方は本当に成長しててほろりとする。
佐和さんの性格に、最初は『きつい人だなぁ』と思ったし、色々ひっかかるところはあるものの、まぁハッピーエンド至上主義なんだからいいかなと思います。
吉門さん、本当に可愛くなりますね。掛水君相手にどれだけ可愛くなれば気が済むんだ。というか、二人してお互いのこと大好きだな、あんたら!!(笑)
多紀の名が出てくるたびに、夏目のタキを思い出してしまった。
うーん、そんなにクリーンヒットのヒロインじゃなかったけど。可愛いには可愛い。しっかりしてるのに、嫉妬とか普通にしちゃうんだ、とか。
あと意外に捻くれてんのね。もっと素直でおおらかなのかと思ったら、沸点低いし、泣いちゃうしだった。
車下ろすところとか、どっちかと言えば多紀ちゃん悪くないの?(いや、どっちが悪いとかなかったのかもしれないけどさ) 掛水君が謝ってそれでおしまいなの? ん?? って感じだった。
佐和さんは逆に清々しいほどの、激しいキャラでしたね。びっくりした。初対面で、当時とは何も関係なくって、ただ『県庁の職員』ってだけで水かけるか、普通。
客商売してんじゃないの? とつっこみつつも、その潔さと言うか思いっきりのよさは逆に気持ちよかった。吉門さんの呼び方とか可愛かった。
何あの兄妹……いえ、もとい夫婦(予定)。
そして、お父さんマジで男前。いごっそうって意味がわかんなかったから、適当に『豪快な』とか訳してたけど、豪快で闊達、男前でした。
うーん、何ていうの? 玄田隊長みたいな感じだった。
そんな微笑ましい感じで見ておりました。
高知県行きたい! かつおのたたき食べたい。馬路村行きたい! 柚子好きなので、名前は知ってたし(有川さんも散々言ってるし)有名なのも知ってるけど、やっぱり行ってみたい!
あとわたしは、放っておいて欲しい派、ついでにインドア派なので、高知県のレジャーは楽しめないかもしれないですね。
……スカイダイビングはあんなところの資料になってるんでしょーか。前野さんが散々渋っちゃったりしたことをあんな形で出しているのだとしたら、有川さんファン心理を分かっていらっしゃると思います。
思い出してニヤニヤした。
私の県は何だかんだ言いつつ、観光資源があると言えばあるし、旅行者(外国の方も多い)も多いので、なんとも言えないんですけど。観光って難しいんだなぁと思います。
いつか行きたいなぁ。馬路村。柚子の匂いまみれになりたい。切実に。
あとトイレは重要ですよ、すごく! 食事するところとか、ついつい見ちゃうもん。小学校のときの先生が、『お店とかはトイレで判断しなさい。よく分かるから』とおっしゃってたことが思い出されます。
高知行くのと、京都行くの、どっちが距離的に楽で安いんだろう。(算段をつけるつもり満々)
そんなおはなし。
気になる方はどーぞ! 個人的に一番の男前は清遠さん(父)だと疑ってないわたしです。
地元が元気になる本らしいです。わたしは単に旅行行きたい病が再発しただけでした。(笑)
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