ちょっと

　昨日、二時間くらいずっとビーチバレーのボールを使って、バレーしてた。
　……本当の授業は一時間半で、二次四十分からスタートなのです。が、どういうわけか、生徒の集まりが早い。前の時間が一般も専門もないうちの学科の人は、暇を持て余しだんだん集まってくるのです。
　更衣室混むから、先に着替えるかー、見たいなノリ。そして、仲良くしてくれる友人は『運動しよう！！』と言い出し、フリスビーを持ってくる始末。
　しばらく遊んでたのですが、生徒の集まりがいいので、フリスビーが危険になり、途中からバレーへ。
　しかし、この前ソフトバレーがめちゃくちゃ痛くって(かなりの空気量だった)鬱血痕(？？)が出来たので、断固拒否。
『無理！！　痛いもん、絶対痛いもん。この前見たでしょ？　わたし、意外に弱いんだってば、真面目に！！』
　ここで遠慮しててもしょうがないので、怒涛の勢いで反論。ご友人はそうか、と言ってボールを戻しに行ってくれる。あ、優しいなぁ、とか思ってた私が馬鹿だった。
『いつき、これなら大丈夫！』
　笑顔とともに持ってこられたのは、ちょっと大き目の柔らかそうなボール。そう、ビーチボール。
『……やるの？』
『やろうよ！　楽しいよ』
　結局、他の人もやることになり、さながらボールを追いかける猫のようなことに。
　で、その子はかなり積極性のある子でして、名前を呼ばれたら取りに行かなきゃならないんですよ、はい。で、名前を呼びまくられる。
　そりゃ、一生懸命やりましたよ？　まだ学校始まってすぐだし、怠け者という視線は耐えられないし。


　ですがね、皆さん。人間、限度というものがあるのですよ。
　やりなれないことを、一気にやろうなんてしちゃいけないんです。ええ、本当に。
　思いっきりズボンの裾を踏んでこけて、滑り込んで、手を思いっきりついて、膝を両足とも負傷しました。真っ青な青あざできてます。
　初めてです。バレーで飛び込んだの(たとえ、事故とはいえ)。
　ついた左手も痛いのですが、両足の膝がかなり痛い。すごく痛い。どれくらい痛いかというと、立てひざなんて拷問だ、と思うくらい痛い。
　が、そのおかげで『頑張るけど運動できない子』という認識が高まったらしく、無茶振りはされなくなりました。よかった。
　いやー。いつぞやの、飛び込んでボールをとる友人が馬鹿だと改めて感じました。アレは馬鹿だよ。大馬鹿だよ。たかだかボールのために、そんな試合でもないのに、飛び込むなんて。
　痛いだけじゃないか……。(この辺に運動嫌いが出てる)
　フリスビーも授業でやったんですが、かなり投げ方が上手いと褒められました。うーん、動かないからこういうのは好きだな。綺麗に投げられたら、お互い動かなくて済むし。

　で、二時間もぶっ続けで運動すると、何が起こるかというと――。
　そう、筋肉痛。今日はその筋肉痛が酷すぎて、階段の上り下りで死んでました。この痛さは半端ない。すごく痛い。特に階段上るのが苦痛すぎる。歩くときでさえ痛いのにね。
　太ももとお尻の筋肉がすごいことになっていることだろうと思います。ってか、よく歩くんだから、少しくらい足スッキリするんじゃない？　とか思ってるですが。
　筋肉ついて、逆にがっしりしちゃうのかなー？　でもわたし、筋肉つかない体なんですよ。(笑)
　ということで、ご友人方、遊びに行った日にわたしが唐突に『もう歩けない』とか言い出しても、それは仕方のないことだから少し休ませてあげてください。多分、本当に辛いんだと思われる。

　続きからは、最近一週間に一回が定番となっている、ネイティブとの会話。一対一で話すこともありますが、授業中なので授業で聞いたり、グループで話したりしてます。
　が、グループで話すと、途中から皆さんが呆然とするので、実質一対一の会話になります。ただし、わたしは頷いたり単語を言うだけで、会話になってません。ただお話が面白いので、聞くだけ聞いてます。
　ネイティブとのお話が読みたい方はドーゾ。

　今日はご友人四人とネイティブで少しお話しました。まぁ、食べ物何が好き？　みたいな。(全力でステーキとか好き、って言っといた)
　あ、彼は買い物と偉そうな人とポップと日本の番組が『hate』と表現するくらい好きじゃないらしいです。あと、鯖定食はすごく好きらしい。
　でも馬刺しは食べられないんだって。あと日本の甘めのヨーグルトも死ぬほど嫌いらしい。全体的に、この人日本好きなの？　ってことがちょくちょくある。
　　あ、鯨の肉が好きという子に対して『へぇー……』という何とも言えない表情をしてました。やっぱりダメなのかな？？　さわらについては、食べたことない、とか。
　ちなみに、この前から教えてくれなかった出身地をようやく聞きました。スコットランドだって。スコティッシュイングリッシュをぜひ聞いてみたいものだけれど。(彼のしゃべる英語はかなり日本人のために気をつけられた発音、だと思う)
　で、イギリスの料理はあまり美味しくなさそうだよね、という意見(かなり前に言われたらしい)に対して、声を大にして反論してた。
　伝統料理というか、ご当地料理というか。
　『すっごく美味しいのに、どうしてフランス料理とか、イタリア料理ばっかり言うのか？！　イギリス料理だって、美味しいんだからねっ(いや、特にスコットランド風味について語ってたんだけど)』
　ふーんとしか言えないわ。だってイギリスの料理食べたことないから、美味しいとも美味しくないとも言えないんだもん。
　でも、いくつか聞いたので、今度食べて見たいと思いました。
　英語じゃない名前(明らかに英語の発音じゃない)のものもあったけどね。何かドイツ語の『8』を言うときに『ハ』に似てる、抜けるような喉を鳴らすようなそんな発音だったもの！
　今度詳しく聞いてみようと思いました。そしてやっぱり視線が合わない！　途中で頑張ったけど、いたたまれずに五秒で断念した。次は七秒を更新したい。
　あ、何かイメージ的にわたしは肉をがっつり食べないらしいです。
　牛肉が好き。焼肉でもステーキでもどんとこい、的なことを言ったら『え……。そうなの？　何か想像できない。へー、野菜が好きなのかと思ってた』と言われました。
　先生の中のわたしのイメージって何なの？　あ、でもよく食べるとは言われますけどねー。見た目によらずって言うほど、食べない外見でもない気がするんだけど。
　でも日本の焼肉って、下味付けずに焼くことが多いからなぁと愚痴られた。レモンと塩コショウで味付けしてから焼きたいらしい。
　興奮すると早口になるので、途中からは手の動きと単語で話を聞いてました。そしてわたしも話すときはほぼ単語。他の人はどうやらすでに聞き取れないらしく、途中から放心状態。
　動作が大きいから、何となくでも話分かるけどねぇ。分からなかったらすぐに首を傾げるといいです。説明してくれるから、なるべく分かったら頷くようにしてます。(目が合わせられないけど、聞いているよのアピール)
　こうやってわたしの英語スキルは上がっているように見えて、後退していくのだった。
　分からない単語は言い直してくれるから、単語を覚える必要性をだんだん感じなくなっていく。(笑)
　が、何か学校の教材が家でも使えるものなので、実用的でない英語はびしばしやっていかなくてはいけないらしい。せっかく英語でお話聞くのが楽しくなってきたのに。(しゃべるのは相変わらず進歩なし)
　単語力は最低ランクと認定付けられ、リスニング力は普通に生活する分には大抵困らないレベル、らしい。単語力なくってもいいんじゃん？　とか思ったのは秘密。
　何かこの教材は使用回数が学校で分かるらしいので、その結果と合わせて成績をつけるらしい。……使わなきゃいけないのか。
　友人に教えて、使ってもらおうかな、とか思ったのはここだけの秘密ですよ。

　すごく楽しそうに『よいゴールデンウィークを！』って言われた。外国にもゴールデンウィークみたいなのあるのかなーとか思ったけど。
　日本文化をあまり知らないという割りに、連休にはめちゃくちゃ詳しい。やっぱり休みが好きらしい。