べっさつ

　『別冊　図書館戦争Ⅱ』の感想です。
　ネタバレ満載、一切配慮なし。隅々まで語ってます。読まれていない方は本当に逃げてください。
　一番最後まで語っちゃうんで。（多分）
　
　感想だけ一言


　どんだけ甘いんだ、お前らーーー！！

『もしもタイムマシンがあったら』　

えっと、しょっぱなから手柴かな～と思っていたんですが、意外な人の過去話でした。副隊長……。
　雑誌に掲載されていたと、お聞きしてはいたんですが（聞いたときにはもう遅くて手に入りませんでした）、あんなお話だったんですねぇ。別冊でちょっと副隊長の過去みたいなのが見え隠れしていたんで、予想はついていたのですが。

　郁ちゃんの結婚式の時のドレスはマーメイドドレスだったんですって！！　似合いそう。でも堂上教官の『王子様』で不機嫌になった顔はさぞかし見ものだっただろうなぁ。トラウマ(笑)
　あと呑み比べ。やっぱり玄田隊長が一番かぁ。予想はしてたけどね……。

　緒形さんの過去は痛かったです。もう、泣いちゃいそうでした。二人の何か、会話がすごく痛くて切なかったです。あ～、どうしてだろう……、って思っちゃうような感じでした。
　良化隊の中も垣間見れた感じ。アニメで良化隊の人が語ってたけど、誇りを持ってる人ってどれくらいいるのかなぁ、って。図書館は皆誇りを持って、してる印象が強いので。
　でも、最後の最後は有川先生だなぁ、と思いました。まだ救いがある感じ。緒形副隊長かっこいいです。
　後進藤さんとのアレコレかな。進藤さんのトム笑い是非拝見したいんですけど。でも、その頃の進藤さんってあんまり想像できませんでした。結構大人なイメージがあったので。


『昔の話を聞かせて』

　えっと、すっごく堂郁ファンへのサービスでした。にやけました。新隊員も可愛いんです。郁ちゃんを尊敬してる新隊員が……！！
　笑いをこらえられない堂上教官と、また別の意味で笑ってる小牧教官が楽しかったです。あと、柴崎の隣を新隊員に取られて不機嫌な手塚。そんなに不機嫌になるなら隣キープすればいいのに！！　
　爆笑どころはね。毬江ちゃんを「カワイイ子」呼ばわりした（？）新隊員に言ったこまっきーの一言ですかね？　氷のような冷たい笑顔と、恐ろしい言葉。
　その子にちょっかい出したら……
「殺すよ？」
　らしいです。ハイ。怖いけどカワイーー！！　なんて可愛いんだ。こまっきーー。何かもう感想じゃないですね。すみません。興奮してるんです。

　堂上教官が、郁ちゃん抱き上げたーーーー！！！！　お姫様抱っこ。
　郁ちゃんを泣かし、そして焦る堂上教官。泣かした理由は『可愛かったから』らしいですよ。奥さん。（誰？？）

　堂上教官と小牧教官の失敗話（？）は何だか新鮮でした。二人の若かりし頃はそんなだったんだー、みたいなね。

　そして最後はもう言葉に表せないくらい堂上教官が惚気てました。郁ちゃんをお嫁にしたからって！！

『背中合わせの二人』

　えっと、すっごく腹の立つお話でした。どうしてやろうか、みたいな。性別が女性である以上、ストーカーとかとは無縁ではいられないと思います。たとえ顔がアレであっても。（私の場合は、ですよ？）
　実は私の家に、というか近所一体に最近、変な電話が相次いでいて、身につまされるお話が多かったです。
　初めて出たときは背筋が凍りました。すっごく怖くて、まともに何か言うことも出来ませんでした。あまりの気持ち悪さに。今は捕まったんで、平気なのですが、あんな思いもう二度としたくありません。
　電話だけでこんな嫌な気持ちになるんだったら、ストーカーなんて耐えられないと思います。
　
　弱みを中々見せられないのも困ったものだなぁ、と思います。まぁ、頼られすぎるのも迷惑な話ですが、友達が一番辛い時に何も出来ない友達ではいたくないと思います。
　手塚くんがかっこいいです。へタレなところがありつつ、いいところはちゃんととっていくところとか。
　
　書いていると、色々言っちゃいそうなんで、ここではあまり書けませんが、本当に腹の立つ事件でした！！　もう、背中ぞくぞくする。

　そのせいか、二人の結婚式はとっても幸せムードでした。有川先生のご主人ナイスです！！
　人に甘えられるようになるのも、成長のひとつといわれて『なるほどなぁ』と思いました。