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いつきが日々を綴ります。日々のぐだぐだを語ったりしてます。時々本の感想が紛れ込んでたりするかもです。
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 明日は祝日ですねー。

 学校で二時間ほど数学をやったので、今日は少し余裕を持ってパソを触ってます。
 受験生? 誰のことだろうね?
 と、いう生活を素で送っているわけですが、体調不良から復活できず、ぐずぐず燻ってます。
 微熱が続いてるのは、この一週間変わらないのですが、くしゃみがひどくて、加えて一昨日くらいから咳も出始めました。

 友人と母親に思いっきりうつしました。ちょっと反省してます。いやっ、マスクしようとは思ってたんだよ!(思ってるだけ)
 せめて咳が止まればいいな。

 ……ここ最近、体調日記になってるね。
 やめとこ。風邪の話書いても楽しくないし。


 楽しい話……は、あんまりないですね。
 あ、バレーしたら手が腫れました。というか、血管が浮いて、紫色に変色しました。
 ついでに一日経つと、むやみに手を付けなくなるくらい痛いです。え? キーボード打つのは、痛くないんですよ。
 むしろ鉛筆と箸を持つのが辛い。シャーペンもてないとかっ! 物書きもどきには、苦痛なんですけど!
 強く手を握り締めると痛い……。
 友人に『血管……いや、肌が弱いのか?』と呆れられ、母に『そんなにヒドイ練習をしたの?』と聞かれました。
 私だって、こんなに痛いとか思わなかったよっ! 好きで貧弱な訳じゃないもん。

+ + + + + + + + + +
「なぁ、ユキノ。確かにユキノが死ぬとき、俺は泣くし死を恐れるだろう。
置いていくなと、懇願するかもしれない。だけどこれだけは覚えておいてくれ。俺はお前と出会ったことを、絶対に後悔しない」

 唐突な話に、一瞬雪乃は意味が分からないと首をかしげた。

「どうしたの、いきなり」

「いや、ユキノといると、一日が長く感じるから……。
お前が死んだあと、俺はこの長い一日一日が耐えられないかもしれないと、そう思っただけだ」

 ジルがゆっくりと雪乃の体を引き寄せる。抵抗もなく納まった雪乃の髪に顔をうずめながら、ジルは呟くように言った。
 雪乃はくすぐったそうに身をよじりながら、その手を逃れようとはしない。

「そうね……。忘れてくれると、いいな。もしわたしが死んだら、すぐ忘れて。
わたしは……死んだわたしは、ジルを慰められないから」

 ぽんぽんと右肩に乗ったジルの頭を叩く。その右手をジルは掴んだ。

「悲しいことを言う」

「だって泣いてるジルなんて、可哀想なんだもん」

 ジルが右手首に口付ける。それはそのまま頬に移り、やがて唇へとたどり着いた。
 唇を寄せつつ、二人は会話と続ける。
 肌同士が当たるかどうかという距離で、互いの息がかかる距離で、瞳をあわせた。

「じゃぁ、死ぬ寸前までそばにいてくれ。ユキノが俺のそばにいる限り、俺はどんなことをしてでもお前を守ろう」

「恥ずかしいことを平気で言うよね、相変わらず」

「そうか??」



 多分、この問題は一生二人に付きまとうんだろうな、と思いつつ。


      ――――――――――――――――――――――――――――――


 雪乃の手を、ジルがいきなり掴んだ。
 そしてそのままベッドの中へ引きずり込む。雪乃は一瞬呆然としたあと、ジルの腕から逃れようと手足をジタバタと動かした。

「ジルーー!!」

「……ん?? ユキノか」

「何? どうしたの」

 腕から逃れることを諦めた雪乃は、そっとジルの顔を覗き込む。
 するとジルが苦く笑った。眉を寄せ、眦を下げつつそれでも口元は柔らかい笑みを作る。

「悪い、夢を見た」

「どんな」

 雪乃がジルの頭を抱え込む。
 胸に埋もれるようにして、ジルは言葉を紡いだ。雪乃の腹に擦り寄るようにして抱きつきだす。

「雪乃が、人間の男とどこかへ行く夢だ」

「まさか」

「『わたし、やっぱり同じ時間を生きる人と生きたいの』

……そう言われて、引き止める言葉がとっさに出なかった」

 ぎゅっと、ジルの腕に力がこもる。痛みがじんわりと広がったが、雪乃は何も言わなかった。

「ジル、わたしの夢も、言っていい?」

「どんな夢を見た?」

「この前ね」

 雪乃がジルの髪をさらりとなでる。
 小さくその髪へ口付けたあと、泣き笑いのような表情を作った。
 しかしその表情はジルに分からない。雪乃は再びジルを抱きしめて、やっと言葉を紡いだ。

「わたしがね、ジルを殺しちゃうの。ジルは何にも抵抗しなくって、それが少しだけ悲しかった」

「あー。それはしようがないな。俺は雪乃がくれるものなら何でもほしいから」

 たとえそれが、死だとしても。

「馬鹿だねぇ」

「そうか」

 ジルが雪乃の体を離し、見つめ合う。しばらくして、小さく二人で笑いあったあと、また唇を合わせた。

「夢見が悪いと、目覚めてからも嫌なことが多いと思っていたが、そうでもないらしいな」

「そう?」

「たまにならいいだろう」

 そうやって、二人で笑あえば、悪夢はきっと、悪夢じゃなくなる。



 結局バカップルな二人が書きたかったというだけです。




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