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いつきが日々を綴ります。日々のぐだぐだを語ったりしてます。時々本の感想が紛れ込んでたりするかもです。
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 ラストーー。
 次はチマチマ『姫と騎士』の続きを載せます。暗くて重ーい感じの。その分、甘さが……追及されてません。
 と、いうか最近気が付いたんだが、張り切って甘いものを書こうとすると、書けなくなるらしい。
 もっと自然に、甘いお話が書けるようになれればいいなぁ。


 ここ数日、放課後に毎日踊ってるんですが、ダンス指導担当の女の子と目が合いまくりです。
 ……すみません。人を不快にさせないように頑張ってはいるんです。いるんですがっ!!

 まぁ、それはさておき、演劇部の友人様が脚本を書き下ろしたって書いたじゃないですか。
 私、今更ながら、やっぱり自分には無理だなぁ、と実感しました。
 
 クラスメイトの『もっと踊りたい!』という、お話の発展上意味があるのかどうかが微妙なところのために、セリフ削れ、とか言われたら、切れる自信がある。
 基本、書いてる途中にお話の進行に口出されると、ダメな子です。
 プロットまでしっかり出来てるところで、正反対のことを言われると『ダメだっ!!』ってなります。(つまりは書けなくなる)
 やっぱり出来上がったものの進行を妨げるようなこと言われると、たとえそれがパロディーであろうと嫌だと思うんだ。
 
 こうした方がいいよ、ならまだしも、『変えて』と言われると、不快ですよね、絶対。

 どこにダンス入れるかってのも、脚本丸投げしたんだから、脚本家兼舞台監督兼演出家(すべてを一人でやっていらっしゃいます)に任せればいいのに。
 ダンス入れすぎると、間が持たないと思うんだー。
 ま、楽しければいいので、平和なら何でもいいんですが。

 自分が合作とか出来ないタイプの人間だと始めて知った。……ようは柔軟性が足りないんだろう。
 『こうするっ!』みたいな理想ありき、でお話書き始めるんで。
 だから、同じようなネタばっかり出てくるんでしょうねー。まっ、好きじゃなかったら書けないんで、好きなものばっかり詰め込んでいきますけど。


 二周年記念、やっと4pまで書きました……。うう、回想で二人の出会いから現在までを綴るって意外に難しかった。
 全く進みません。
 少しでも甘酸っぱい感じの、ただふわふわして柔らかい感じの恋愛がかければいいなぁ、ということで、企みとか裏とか一切なしで書きたいです。

+ + + + + + + + + +
「ぅん??」

「目が覚めたか?」

「……ぅ、ん。ど、してこっちにいるの?? ジル」

「お前に会いたくなったから、来た。ノアたちを撒くのはかなり骨だったが、お前の寝顔が見れたから、よかったかもな」

「さっ、ぼったのっ!? 仕事をっ?! っていうか、こっち来てよかったっけ?」

「しぃー。まだ早いんだ。大きな声出すな」

「出すよっ! 魔王サマがいないあっちの世界がどうなってるかなんて、考えたくもない。またわたしがノアに怒られるんだ……。
絶対笑顔で嫌味を言ってくるんだ」

「たまにはいいだろう?? ダメか? ユキノ」

「ダメじゃない、なんて言えると思う?? せっかく日曜日だから、遅くまで寝ようとか思ってたのに」

「寝ればいい。俺もここにいる」

「普通に入ってこないでくれる? 『魔王サマ』」

「じゃあ、どこにいろと言うんだ」

「さっさと帰ってください。わたしがノアに殺されるところが見たいのかな? ジルは」

「そんなわけないだろう」

「ならさっさと帰れ!!」

「おや、こんなところにいらっしゃったのですが、陛下。随分と探しましたよ? まさかこっちに来るとは思わなかったですねぇ。
仕事もまだたくさん残ってて、人間との交流だって控えているこのくそ忙しいときに、逢引するなんて考えてもみませんでしたからねぇ」

「……怖い。ノアが怖いよーー。絶対怒ってる。だって目が笑ってないもん!!」

「そんなことありませんよ。ユキノ。ただ私は、『陛下』にお話しているだけです。
被害者のあなたを責めるわけがないじゃありませんか」

「……もう寝る。わたしは何も見てない。何にも関係ないーー」



 基本、こんな感じだったよな、と思いつつ。甘い話が書きたかったんだけどなぁ。


          ――――――――――――――――――――――


「ユキノっ!!」

「静かにしてください。陛下。今しがた眠ったばかりなんですから」

「大丈夫なのか? 熱は? 医者は? 何と言ってる?」

「落ち着いてください。重病人の扱いじゃあるまいし。薬呑んだらすぐ眠りましたよ。ただの風邪です」

「……っ、よかった」

「それはそうと、あなた今何の最中か知ってますか?」

「人間側との会議だな。そういえば。――ルークが来てたな」

「そんな大事な会議を放り出して、たった一人の人間のためにここに来たんですか? あなたは」

「当たり前だろう。ユキノのことだぞ」

「あなたは……。本当に馬鹿ですね」

「馬鹿とは何だ、馬鹿とは。ただユキノを心から愛してるだけだが??」

「……馬鹿なんですね。本当に。救いようもないくらい」

「ユキノバカ、ということなら、そうだな」

「はぁ、もういいから行って下さい。皆様お待ちです」

「ここにいる」

「いていいわけないでしょう!! さっさと行く! ユキノの心労を増やすつもりですか? 
ただでさえ、針のむしろの状態なのに、自分のせいで会議に出席しなかったといえば、彼女は本当に帰りますよ。
それでもいいんですか?」

「よくない」

「なら、さっさと会議に行って下さい。それが終わったら、ここに来ていいですから」

「――行ってくる」

「いってらっしゃいませ」

「手を出すなよ」

「命令でも手を出しませんよ。このA型には。私にも一応『好み』というものがございますから」

「遠まわしに、趣味じゃない、と言いたいのか?」

「よくお分かりですね? 正直に言えば、全くもって趣味じゃないです」

「そうか、安心した」



 ジルが可愛くて可愛くて……(以下略)……。でもノアが最近好きなんです。
 あの黒い感じがたまらなく。


          ――――――――――――――――――――――


「ジ、ル??」

「気分はどうだ」

「かなりよくなった、よ。薬飲んで、すぐ眠くなっちゃったし。
こっちの薬って、わたしのところのよりも即効性があるよね、びっくりしちゃった」

「まだ熱下がらないから、ゆっくり寝てろ。この前からこっちとあっちを行き来しっぱなしだから、きっと疲れてるんだ」

「そうかも。ところで、わたしが熱出したって、いつ聞いたの? 会議の後?」

「いや、その前」

「ウソっ!! ノアに言わないでって言ったのに!!」

「俺が聞き出したんだ。侍女たちが慌しかったし、大臣たちが変に目を泳がせるから」

「……大臣たちは、ウソが下手なの? それとも単純にジルが怖いの??」

「あぁー、どうだろうな」

「会議に出たよね?」

「出た。だけど30分で終わった」

「――終わらせた、の間違いじゃないのっ!? 皆それで納得したの?」

「納得、したんじゃないか? 振り向いてないから分からないが」

「一人で『終わり』ってだけ言って出てきたとか? ありえすぎて怖い」

「まぁ、似たようなもんだな。だけどやることはやってきたぞ? ユキノがあとで自分を責めるから」

「責めないよ。あとでノアに怒られるだけだもん」

「まぁ、今日は誰も来ないから、ゆっくり休めばいい。明日は仕事がないから、二人で過ごそう。散歩したり、久しぶりにお茶を淹れてやろう。
ユキノは好きだったろう? あのお茶」

「……う、ん。好き、だよー。ジルが淹れると、本当に、美味しいから」

「眠いか?」

「ううん、大丈夫。せっかく話ができるんなら、もうちょっと、話したい、かな。
ジルが、こんな時間にここにいるって、珍しいから」

「ノアを脅してきたからな」

「可哀想」

「もう寝てろ。まだしんどいだろう?」

「もう大丈夫だよ。平気、しんどくない」

「でも寝るほうがいい。ぶり返しでもしたら、俺は今度こそ会議を抜け出すぞ」

「ダメだよ。そんなことしたら、わたし、怒る」

「なら、早く寝ろ。大丈夫、いるよ。ずっと、寝るまででも、起きるまででも、ユキノが安心するならずっといる」

「仕事、してね。放っておいても、平気……大人しくしてる」

「俺がいたいんだから、いいだろう? 仕事ならここでもできる」

「ん、じゃぁ、側にいて。手、握っててくれたら、寝る」

「いいよ。おやすみ。元気になれ、そうしたら、一緒にお茶を飲もう」



 何となく病気ネタは書いておくべきかなぁーと思って。
 甘いでしょうか??
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