いつきが日々を綴ります。日々のぐだぐだを語ったりしてます。時々本の感想が紛れ込んでたりするかもです。
間空けっぱなしですね。やる気のかけらも見られない今企画、完結するかどうかも怪しいです。
実はここ最近、ノート一冊を文字で埋める機会があったのですが(五月二日から二十八日までで)……、人間本気になれば大抵のことはできちゃいますね。
テスト週間をはさんだんで、二週間もなかったんですけど書ききったんですよ。
自分がここまでハイスピードで文章を書けるなんて思いませんでした。(仕上がりはさておき)
もう少し鬼気迫ってやれよ、と言われそうですが。
ちなみにそのノートは里子に行きました。
トリップモノは近々お目にかかることになると思います。多分、六月中には始められるかと。(何回目だろう……)
とりあえずはこれを完結させなければ。
実はここ最近、ノート一冊を文字で埋める機会があったのですが(五月二日から二十八日までで)……、人間本気になれば大抵のことはできちゃいますね。
テスト週間をはさんだんで、二週間もなかったんですけど書ききったんですよ。
自分がここまでハイスピードで文章を書けるなんて思いませんでした。(仕上がりはさておき)
もう少し鬼気迫ってやれよ、と言われそうですが。
ちなみにそのノートは里子に行きました。
トリップモノは近々お目にかかることになると思います。多分、六月中には始められるかと。(何回目だろう……)
とりあえずはこれを完結させなければ。
+ + + + + + + + + +
『メッセージの意味』
「鑑賞部……みたいなもんかな。いろんな国の音楽を聴いてみたりする部。まぁ、ほとんど洋楽好きな人間が好き勝手な場所でやってるんだけど」
つまり、聞くところによると、部として成り立っていないので『愛好会』と言う立場をとっている、と。
「家で聞くだけって人もいれば、人のいないところで聞く人もいるし」
部活じゃないだろ、と突っ込むのはやめておいた。部活に入っていたほうが、進学も有利だし。
入らないよりはいいのだろう――、入らない私が言うのもなんだけど。
「だけど部員が少なくてね。愛好会としても成り立たなくなっちゃうから、部員、まぁ、会員を募集してるってわけ」
納得できたような、できないような。小さな引っ掛かりは無理やり飲み込んだ。
「で、紙を本の間に挟んだの?」
「……そうだよ」
その僅かな躊躇いへの疑問も、飲み込んだ。
もともと顔も知らないのだ。今日だけの付き合いなのだ。
「ふぅ~ん」
扉は目の前。だけどそれが開けられない。開けてもどうしようもないだろう。
だから、扉の前に座った。顔も知らない、何も知らない人物に向かって話す。
「どんな曲が好き?」
「え、私も会員候補なの?」
「もちろん」
彼の気配が扉から離れた。その隙に、扉の前に座る。扉にぴたりと背中をつけると、防音のされた扉の厚さを感じた。
普通の扉よりずっと隔てられているような。この向こうはとても遠いような、そんな感覚だった。
「ナツ、洋楽は好き?」
「あんまり聞かないから、好きかどうかも分からない」
そう、と静かにつぶやく彼の声を聴いていた。
「聞いていく? 俺が気に入ってる曲」
うん、と頷いた。明日は何事もなかったような顔をして、いつもどおりの生活を送る。
たまにはいいだろう。ありがちな小説や、漫画のような、少しだけ不思議なこんなことがあっても。
女の子なら少しぐらい心が躍る、顔も知らない人との会話を。
少しだけ楽しむ余裕くらい、持ち合わせていた。
「鑑賞部……みたいなもんかな。いろんな国の音楽を聴いてみたりする部。まぁ、ほとんど洋楽好きな人間が好き勝手な場所でやってるんだけど」
つまり、聞くところによると、部として成り立っていないので『愛好会』と言う立場をとっている、と。
「家で聞くだけって人もいれば、人のいないところで聞く人もいるし」
部活じゃないだろ、と突っ込むのはやめておいた。部活に入っていたほうが、進学も有利だし。
入らないよりはいいのだろう――、入らない私が言うのもなんだけど。
「だけど部員が少なくてね。愛好会としても成り立たなくなっちゃうから、部員、まぁ、会員を募集してるってわけ」
納得できたような、できないような。小さな引っ掛かりは無理やり飲み込んだ。
「で、紙を本の間に挟んだの?」
「……そうだよ」
その僅かな躊躇いへの疑問も、飲み込んだ。
もともと顔も知らないのだ。今日だけの付き合いなのだ。
「ふぅ~ん」
扉は目の前。だけどそれが開けられない。開けてもどうしようもないだろう。
だから、扉の前に座った。顔も知らない、何も知らない人物に向かって話す。
「どんな曲が好き?」
「え、私も会員候補なの?」
「もちろん」
彼の気配が扉から離れた。その隙に、扉の前に座る。扉にぴたりと背中をつけると、防音のされた扉の厚さを感じた。
普通の扉よりずっと隔てられているような。この向こうはとても遠いような、そんな感覚だった。
「ナツ、洋楽は好き?」
「あんまり聞かないから、好きかどうかも分からない」
そう、と静かにつぶやく彼の声を聴いていた。
「聞いていく? 俺が気に入ってる曲」
うん、と頷いた。明日は何事もなかったような顔をして、いつもどおりの生活を送る。
たまにはいいだろう。ありがちな小説や、漫画のような、少しだけ不思議なこんなことがあっても。
女の子なら少しぐらい心が躍る、顔も知らない人との会話を。
少しだけ楽しむ余裕くらい、持ち合わせていた。
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