いつきが日々を綴ります。日々のぐだぐだを語ったりしてます。時々本の感想が紛れ込んでたりするかもです。
えっと、『Trick or Treat』(つづりがあってるか、激しく不安)と言ってみます。誰か甘い何かをください。
11月1日は『ハロウィン』じゃない!!
とかいうつっこみは華麗に(鈍くさく)無視しますので、そのつもりで。しかももう8時という遅い時間。
いえ、いつき的にはこれからが活動時間ですがっ。(ただしテンションはおかしい)
ただ9時以降に小説などを書くと雰囲気おかしいので、最近はおとなしくプロット書くだけにしてます。
どうしてか……。多分、真夜中のラブレター現象だと思います。
読み返すと、もう破り捨てたくなる(と、いうか実際没にしたものが多い)出来になっております。
……何なんだ、あの妄想丸出しの文章は。どこのかの乙女ゲーか何かか、と常につっこまれる出来です。
でもどうしてかそういうものに限って、書いた瞬間は『甘いものがかけた』と満足してしまう。
『甘い』のではなく、雰囲気が『妖しい』のです。でも9時以降の脳みそはそれを混同するらしい。
これもそんな感じ。ただし書いてたのは、楽しくない保健の時間。環境問題のビデオ見てる最中に最後の辺を書いてました。
すっごく眠くて、暇で、ぼーっとして書いたらこんなできに。今更直す気は、サラサラなくここにさらしてしまうという――アホな私です。
11月1日は『ハロウィン』じゃない!!
とかいうつっこみは華麗に(鈍くさく)無視しますので、そのつもりで。しかももう8時という遅い時間。
いえ、いつき的にはこれからが活動時間ですがっ。(ただしテンションはおかしい)
ただ9時以降に小説などを書くと雰囲気おかしいので、最近はおとなしくプロット書くだけにしてます。
どうしてか……。多分、真夜中のラブレター現象だと思います。
読み返すと、もう破り捨てたくなる(と、いうか実際没にしたものが多い)出来になっております。
……何なんだ、あの妄想丸出しの文章は。どこのかの乙女ゲーか何かか、と常につっこまれる出来です。
でもどうしてかそういうものに限って、書いた瞬間は『甘いものがかけた』と満足してしまう。
『甘い』のではなく、雰囲気が『妖しい』のです。でも9時以降の脳みそはそれを混同するらしい。
これもそんな感じ。ただし書いてたのは、楽しくない保健の時間。環境問題のビデオ見てる最中に最後の辺を書いてました。
すっごく眠くて、暇で、ぼーっとして書いたらこんなできに。今更直す気は、サラサラなくここにさらしてしまうという――アホな私です。
+ + + + + + + + + +
「おにいちゃん」
そう呼びながら階段を上る音がする。
トントントン、と規則正しい軽い足音が続いた。ああ、沙夜だ、と思いつつ、机から顔を上げる。
ちょうど算数のドリルが終わったところだ。うん、と背筋を伸ばして机から立ち上がる、と同時に部屋の扉が開いた。
「はじめお兄ちゃん。えっと、とり……とりっく、あー、とりっと……??」
「トリック オア トリート、な」
今年小学三年生になった沙夜は肩までの髪を二つにくくり、かぼちゃを模した服を着ている。
オレンジと深緑を貴重とした袖とスカートがふくらんでいて、なんとも丸いイメージを持つ服だった。
頭にはかぼちゃの帽子まである。(一瞬、かぼちゃをおいているのかと思ったほどだ)
……何の仮装だろう。
「とりっく、おあ、と、とりーと」
「はいはい。下降りてから」
そう言って部屋から出そうとした瞬間、沙夜がこちらを見てにこりと邪気のなさそうな顔で笑った。
邪気のなさそう、とつけたのは、本人『には』邪気がないからだ。
その代わり、他人の邪気を引き連れてくることはある。
「これ、お母さんから、お兄ちゃんにだって。“狼さん”」
どこから出してきたのか、茶色の毛がもふっと渡された。仮面……というか、ここまできたら着ぐるみの頭だろ、コレ。
とても実物を忠実に再現した、まぁ、悪く言えば怖い顔が現れる。目とかすっごくリアルなんですけど。
少しだけ、いやとっっってもこれを沙夜に渡した人物の考えが読めた。その人物の最近口ずさむ(もとい、沙夜に言い聞かせる)歌は某元アイドルの人気曲らしい。
それによれば、男はみな狼なのだそうだ。そして常に気をつけていなければならない、らしい。
「お兄ちゃん、早くー」
それを彼女に持ってこさせた辺り、今更だが敵視されているのが分かる。そこに込められるメッセージは『近寄るな、狼(ケダモノ)』だ。
そして彼女が持ってきたのでこちらとしては着ざるを得ない。
……馬鹿な少年だと思われても仕方ない。沙夜が持ってきたんだから。
「沙夜、コレ、つけなきゃ駄目か?」
それでも一応確認。
これ、本当に怖い。リアルすぎる。牙とか当たったら、絶対痛いに違いないと断言できる。
これかぶって沙夜が泣くことになったら、イヤだ。どこまでも沙夜本位だが、そういう生き方を今までしてきたのだ。
変えれないし、変える気もない。
「ダメだよーー。お菓子もらえないよ」
お菓子もらえなくていいと思うのだが。
「でもこれ、怖いぞ。沙夜、泣くだろう?」
「大丈夫。お兄ちゃん大好きだから。沙夜、泣かないよ」
あぁ、もう。どうしてこうも可愛いのか。
こんな子を同じ学年で守れず、今では学校さえ違うようになっているのだから不安でたまらない。
……沙夜の母親である美雪さんに言わせれば、自分も同じなのかと思うと少々落ち込んでしまう。
悪い虫呼ばわりは、意外に堪えるのだ。
「ほら、お兄ちゃん、行こっ。かぼちゃのクッキーね、沙夜がお手伝いしたの」
無邪気な笑顔にやられつつ、来年――いや、今年も含めてこれからのことを心配する。
こんなに無邪気な子を外に出して、大丈夫なのだろうか。中学校も、高校もこの辺で一番近いところにすると決めてはいる。
が、四歳差なので、中、高はおろか大学さえ一緒には通えない。
「へぇ、すごいなぁ、沙夜は」
「クッキーのね、型抜きしたの」
かぼちゃはあまり好きではないのだが、沙夜が作ったのなら食べる。どんな嫌いなものでも食べてしまいそうな自分がいて、少し怖い。
もちろん、食べるだろうと確信してはいるが。
「下、降りようか」
「うん」
~その少し後、その階下~
『ダン』という鈍い音が台所に響いた。
包丁がまな板を叩いたのだ。
切っているのがかぼちゃなら、力を入れると言うのも納得できるが、今切っているのは柔らかい缶詰のパイナップルだ。
ケーキの飾り用。
「あのー、美雪さん??」
「徹平のバカーー」
階下では沙夜の両親が犬も食わぬなんとやら……を繰り広げていた。ちなみに、俺の両親は運悪く仕事が入り出て行った。
今現在我が家にいるのは、俺と沙夜、そして沙夜の両親の計四人。
「何で、こんなっ、格好をっ、私がするのっ、よ!!」
補足するが、言葉が切れるたびに“ダン”という世にも恐ろしい音が響く。徹平おじさんが『まな板壊さないようにねー』とのんびり注意する。
――完全に今、台所の扉を開けるタイミングを逃した、気がする。
「あんたが怒らせたんでしょっ!」
「えー。可愛いのに。似合ってるよー」
「学生時代にも着たことない! こんな丈のスカート」
バァン、と一際大きな音がした。
とても今更だが、沙夜は上で勉強中だ。
どうやら算数ドリルをやっていなかったらしく、先ほどから怒っている美雪さんが上まで持ってきたのだ。
これやるまでお菓子ないから、という一言を残して。
のどが渇いたという沙夜の言葉に、何か温かいものでも入れようと下へ降りたのだ。
さっきまで美雪さんはロングスカートだったので、今は違うと言うことか? 徹平おじさんの声が楽しそうなので、ただの痴話げんかだと思う。
いつだって、仲はいいから。
「短くて可愛いーー。学生以来の生脚ー」
「うるさい、黙れ、この変態」
入ろうか入るまいか、いや、入らないほうがいいだろ、普通に。
「いいじゃん。減るもんじゃないし。子供も上なんでしょ??」
いえいえ、ここに中学生が一人。
「ちょっ、何っ。包丁っ……」
「は、置いといて。やっぱり黒もいいけど、天使でもよかったかな。衣装」
天使、ねぇ。中学生相手に本気で威嚇する人が、ですか?? おじさん、それはきっと、惚れた弱みですよ。
「性格の悪い魔女でケッコーです。触るな」
「えー。気持ちいのに、手触り」
あー、そろそろ帰った方がいいかもな。俺。沙夜が降りてきても、何だし。バレても気まずいし。
徹平おじさんは笑って『見られちゃったかー』というだろうが。
「Trick or Treat!」
「だから、今作ってるでしょ」
「今ほしいの。Trick or Treat」
「なっ、何が言いたいの? 徹平」
「お菓子くれないなら、イタズラ決定ーー!!」
「うわっ、ちょっ、何でーー!」
…………帰る。そして俺は何も聞いてないし、知らない。
「お兄ちゃん、ココアはーー?? 淹れてくれるんじゃないの??」
「あー、えっと。お湯、沸かしてる」
「そっかー」
この子にイタズラするつもりは、『今は』毛頭ない。
お粗末で申し訳ないです。え?? 文章量少ない?? だって会話文ばっかりだから。
美雪さんと徹平くんの学生時代は、書いてますよ。実はこっそりと。ただ日の目を見ないだけ。
あー、二年? 三年前の作品をいじるのは怖くて出来ないので、お蔵入りです。
そう呼びながら階段を上る音がする。
トントントン、と規則正しい軽い足音が続いた。ああ、沙夜だ、と思いつつ、机から顔を上げる。
ちょうど算数のドリルが終わったところだ。うん、と背筋を伸ばして机から立ち上がる、と同時に部屋の扉が開いた。
「はじめお兄ちゃん。えっと、とり……とりっく、あー、とりっと……??」
「トリック オア トリート、な」
今年小学三年生になった沙夜は肩までの髪を二つにくくり、かぼちゃを模した服を着ている。
オレンジと深緑を貴重とした袖とスカートがふくらんでいて、なんとも丸いイメージを持つ服だった。
頭にはかぼちゃの帽子まである。(一瞬、かぼちゃをおいているのかと思ったほどだ)
……何の仮装だろう。
「とりっく、おあ、と、とりーと」
「はいはい。下降りてから」
そう言って部屋から出そうとした瞬間、沙夜がこちらを見てにこりと邪気のなさそうな顔で笑った。
邪気のなさそう、とつけたのは、本人『には』邪気がないからだ。
その代わり、他人の邪気を引き連れてくることはある。
「これ、お母さんから、お兄ちゃんにだって。“狼さん”」
どこから出してきたのか、茶色の毛がもふっと渡された。仮面……というか、ここまできたら着ぐるみの頭だろ、コレ。
とても実物を忠実に再現した、まぁ、悪く言えば怖い顔が現れる。目とかすっごくリアルなんですけど。
少しだけ、いやとっっってもこれを沙夜に渡した人物の考えが読めた。その人物の最近口ずさむ(もとい、沙夜に言い聞かせる)歌は某元アイドルの人気曲らしい。
それによれば、男はみな狼なのだそうだ。そして常に気をつけていなければならない、らしい。
「お兄ちゃん、早くー」
それを彼女に持ってこさせた辺り、今更だが敵視されているのが分かる。そこに込められるメッセージは『近寄るな、狼(ケダモノ)』だ。
そして彼女が持ってきたのでこちらとしては着ざるを得ない。
……馬鹿な少年だと思われても仕方ない。沙夜が持ってきたんだから。
「沙夜、コレ、つけなきゃ駄目か?」
それでも一応確認。
これ、本当に怖い。リアルすぎる。牙とか当たったら、絶対痛いに違いないと断言できる。
これかぶって沙夜が泣くことになったら、イヤだ。どこまでも沙夜本位だが、そういう生き方を今までしてきたのだ。
変えれないし、変える気もない。
「ダメだよーー。お菓子もらえないよ」
お菓子もらえなくていいと思うのだが。
「でもこれ、怖いぞ。沙夜、泣くだろう?」
「大丈夫。お兄ちゃん大好きだから。沙夜、泣かないよ」
あぁ、もう。どうしてこうも可愛いのか。
こんな子を同じ学年で守れず、今では学校さえ違うようになっているのだから不安でたまらない。
……沙夜の母親である美雪さんに言わせれば、自分も同じなのかと思うと少々落ち込んでしまう。
悪い虫呼ばわりは、意外に堪えるのだ。
「ほら、お兄ちゃん、行こっ。かぼちゃのクッキーね、沙夜がお手伝いしたの」
無邪気な笑顔にやられつつ、来年――いや、今年も含めてこれからのことを心配する。
こんなに無邪気な子を外に出して、大丈夫なのだろうか。中学校も、高校もこの辺で一番近いところにすると決めてはいる。
が、四歳差なので、中、高はおろか大学さえ一緒には通えない。
「へぇ、すごいなぁ、沙夜は」
「クッキーのね、型抜きしたの」
かぼちゃはあまり好きではないのだが、沙夜が作ったのなら食べる。どんな嫌いなものでも食べてしまいそうな自分がいて、少し怖い。
もちろん、食べるだろうと確信してはいるが。
「下、降りようか」
「うん」
~その少し後、その階下~
『ダン』という鈍い音が台所に響いた。
包丁がまな板を叩いたのだ。
切っているのがかぼちゃなら、力を入れると言うのも納得できるが、今切っているのは柔らかい缶詰のパイナップルだ。
ケーキの飾り用。
「あのー、美雪さん??」
「徹平のバカーー」
階下では沙夜の両親が犬も食わぬなんとやら……を繰り広げていた。ちなみに、俺の両親は運悪く仕事が入り出て行った。
今現在我が家にいるのは、俺と沙夜、そして沙夜の両親の計四人。
「何で、こんなっ、格好をっ、私がするのっ、よ!!」
補足するが、言葉が切れるたびに“ダン”という世にも恐ろしい音が響く。徹平おじさんが『まな板壊さないようにねー』とのんびり注意する。
――完全に今、台所の扉を開けるタイミングを逃した、気がする。
「あんたが怒らせたんでしょっ!」
「えー。可愛いのに。似合ってるよー」
「学生時代にも着たことない! こんな丈のスカート」
バァン、と一際大きな音がした。
とても今更だが、沙夜は上で勉強中だ。
どうやら算数ドリルをやっていなかったらしく、先ほどから怒っている美雪さんが上まで持ってきたのだ。
これやるまでお菓子ないから、という一言を残して。
のどが渇いたという沙夜の言葉に、何か温かいものでも入れようと下へ降りたのだ。
さっきまで美雪さんはロングスカートだったので、今は違うと言うことか? 徹平おじさんの声が楽しそうなので、ただの痴話げんかだと思う。
いつだって、仲はいいから。
「短くて可愛いーー。学生以来の生脚ー」
「うるさい、黙れ、この変態」
入ろうか入るまいか、いや、入らないほうがいいだろ、普通に。
「いいじゃん。減るもんじゃないし。子供も上なんでしょ??」
いえいえ、ここに中学生が一人。
「ちょっ、何っ。包丁っ……」
「は、置いといて。やっぱり黒もいいけど、天使でもよかったかな。衣装」
天使、ねぇ。中学生相手に本気で威嚇する人が、ですか?? おじさん、それはきっと、惚れた弱みですよ。
「性格の悪い魔女でケッコーです。触るな」
「えー。気持ちいのに、手触り」
あー、そろそろ帰った方がいいかもな。俺。沙夜が降りてきても、何だし。バレても気まずいし。
徹平おじさんは笑って『見られちゃったかー』というだろうが。
「Trick or Treat!」
「だから、今作ってるでしょ」
「今ほしいの。Trick or Treat」
「なっ、何が言いたいの? 徹平」
「お菓子くれないなら、イタズラ決定ーー!!」
「うわっ、ちょっ、何でーー!」
…………帰る。そして俺は何も聞いてないし、知らない。
「お兄ちゃん、ココアはーー?? 淹れてくれるんじゃないの??」
「あー、えっと。お湯、沸かしてる」
「そっかー」
この子にイタズラするつもりは、『今は』毛頭ない。
――――――――――――――――――――――――――――――――
お粗末で申し訳ないです。え?? 文章量少ない?? だって会話文ばっかりだから。
美雪さんと徹平くんの学生時代は、書いてますよ。実はこっそりと。ただ日の目を見ないだけ。
あー、二年? 三年前の作品をいじるのは怖くて出来ないので、お蔵入りです。
PR
この記事にコメントする
Re:も
直しました。ご指摘ありがとうございます。
でも一回指摘のあったところ読んだのに、分からなかった。……三回目でやっと見つけたというね。
この二人で落ちをつけるって、だって小学生と中学生でどうやってオチをつけるのさっ。小さい子を書くのが大好きなんで、いいんですよ。
でも一回指摘のあったところ読んだのに、分からなかった。……三回目でやっと見つけたというね。
この二人で落ちをつけるって、だって小学生と中学生でどうやってオチをつけるのさっ。小さい子を書くのが大好きなんで、いいんですよ。