いつきが日々を綴ります。日々のぐだぐだを語ったりしてます。時々本の感想が紛れ込んでたりするかもです。
三話目。
さっそく間が空いてしまいました。(笑)
どうも最近、忙しい。忙しくていけない……どうしてだろう。何故? どうしようもなく忙しく勉強しているわりに、成績よくならないし。
化学なんてあれですよ。最低点を叩き出しましたよ。英語より悪かった。
生物は、『ミドリムシ』を『アオミドロ』って書いてて、答案用紙に『!!』と書かれました。先生、そんなに驚かなくても。
地理は珍回答続出でした。(とりあえず埋めてみる、の精神)
数学はすっごく計算スペースがあるにもかかわらず、一行で終わる式を書いててバッテンつけられました。
問題を読み飛ばしすぎていたのが主な原因だと思います。全然関係ないところを出して終わってた。
とりあえず、三話目。
さっそく間が空いてしまいました。(笑)
どうも最近、忙しい。忙しくていけない……どうしてだろう。何故? どうしようもなく忙しく勉強しているわりに、成績よくならないし。
化学なんてあれですよ。最低点を叩き出しましたよ。英語より悪かった。
生物は、『ミドリムシ』を『アオミドロ』って書いてて、答案用紙に『!!』と書かれました。先生、そんなに驚かなくても。
地理は珍回答続出でした。(とりあえず埋めてみる、の精神)
数学はすっごく計算スペースがあるにもかかわらず、一行で終わる式を書いててバッテンつけられました。
問題を読み飛ばしすぎていたのが主な原因だと思います。全然関係ないところを出して終わってた。
とりあえず、三話目。
+ + + + + + + + + +
『廃部した部』
コツン、と彼が部屋へ入ったので、少しだけ安心した。
中へ入ろうか迷い、そこで止まる。顔を見られたくないというのが本音だったりするのだ。……本当のことを言うと、今すぐ逃げ出したい。
だって、ほら、あの紙のことどうやって答えようか迷う。
「入りたくない?」
声だけが聞こえる。答えに窮していると、私の考えが分かったように笑う声が聞こえた。
最初に思ったけど、いい声だと思う。なんというか、特別甘いとか、そういうのではないのだけど。
耳に優しい声だと思った。
「いいよ、そこで。ちょっと聞きたいことがあっただけだから」
何を、っていうか、紙のことか。やっぱり。
ここで逃げるのってありだろうかと一瞬考える。――止めた。
ちょっと罪悪感のようなものをすでに感じているのに、ここで逃げたらもっと感じてしまうと思う。
声をかけた人物が一目散に逃げる、いい気分ではないだろう。
「紙。見たんだよね?」
「はい」
観念した。いまさら嘘言ったってしようがないし。
「どうして、来たの?」
「興味本位……かな」
正直に答えた。
本当に興味があったのだ。ただ『声楽室』と書かれた、思いのほかきれいな字で書かれたその紙に惹かれた。
この人は何を思って書いたのか。
何が目的なのか。
どうして、こんなところに挟んだのか。
気になって、どんな人が書いたのかこっそり覗いてみたかった。面白半分で。
「えっと、何て呼べばいいかな」
名前も、というか顔も知らない。何も知らないから、とりあえず呼び方を聞いた。
正直に言うと、どんな名前も言うか気になっている。
クラスの名前も半分くらいしか分からない私が、彼の名前を知ったところで、多分学年さえ分からないだろうけど。
ため口でいいのか、今更ながら迷った。
「人の名前を聞くときには、まず自分から、でしょ」
揶揄されるような言い方をされた。もっともな言い分なので、大人しく聞いておく。
何て答えよう。鈴、はあまり好きな名ではない。自分に似合わないほどかわいらしい名前だとも思う。
「ナツ」
苗字からとったとは、誰も思わないだろう。
「はじめまして、ナツ。じゃぁ……、何にしようかな。アキ、でどうだろう」
明らかに、私の名前を聞いて考えた。ということは、この名から誰か特定するのは難しい。
「アキ、ね。よろしく。敬語使わなくていい?」
「今更いいよ」
これで、何年生かも分からない。
「ねぇ、どうして紙を挟んだの?」
核心に迫った。もともとまどろっこしいことは嫌いなタチだった。
「んー、人が来たら面白いと思ったけど、あんまり期待はしてなかったかな」
……来た私が珍しいみたいな言い方だ。確かに、『変わってるね』とはよく言われるけど。
個性豊かといってほしい。
「ちょっと、部員集め、をね」
「部員?」
合唱部がまだあったということか。そしてアキはその部員だということ? 一人で、合唱? それってもう独唱なんじゃ……。
そんなことが頭に浮かんだ。
「まぁ、部っていうか、部から愛好会に降格したんだけど」
愛好会? ますます分からなくなった。
コツン、と彼が部屋へ入ったので、少しだけ安心した。
中へ入ろうか迷い、そこで止まる。顔を見られたくないというのが本音だったりするのだ。……本当のことを言うと、今すぐ逃げ出したい。
だって、ほら、あの紙のことどうやって答えようか迷う。
「入りたくない?」
声だけが聞こえる。答えに窮していると、私の考えが分かったように笑う声が聞こえた。
最初に思ったけど、いい声だと思う。なんというか、特別甘いとか、そういうのではないのだけど。
耳に優しい声だと思った。
「いいよ、そこで。ちょっと聞きたいことがあっただけだから」
何を、っていうか、紙のことか。やっぱり。
ここで逃げるのってありだろうかと一瞬考える。――止めた。
ちょっと罪悪感のようなものをすでに感じているのに、ここで逃げたらもっと感じてしまうと思う。
声をかけた人物が一目散に逃げる、いい気分ではないだろう。
「紙。見たんだよね?」
「はい」
観念した。いまさら嘘言ったってしようがないし。
「どうして、来たの?」
「興味本位……かな」
正直に答えた。
本当に興味があったのだ。ただ『声楽室』と書かれた、思いのほかきれいな字で書かれたその紙に惹かれた。
この人は何を思って書いたのか。
何が目的なのか。
どうして、こんなところに挟んだのか。
気になって、どんな人が書いたのかこっそり覗いてみたかった。面白半分で。
「えっと、何て呼べばいいかな」
名前も、というか顔も知らない。何も知らないから、とりあえず呼び方を聞いた。
正直に言うと、どんな名前も言うか気になっている。
クラスの名前も半分くらいしか分からない私が、彼の名前を知ったところで、多分学年さえ分からないだろうけど。
ため口でいいのか、今更ながら迷った。
「人の名前を聞くときには、まず自分から、でしょ」
揶揄されるような言い方をされた。もっともな言い分なので、大人しく聞いておく。
何て答えよう。鈴、はあまり好きな名ではない。自分に似合わないほどかわいらしい名前だとも思う。
「ナツ」
苗字からとったとは、誰も思わないだろう。
「はじめまして、ナツ。じゃぁ……、何にしようかな。アキ、でどうだろう」
明らかに、私の名前を聞いて考えた。ということは、この名から誰か特定するのは難しい。
「アキ、ね。よろしく。敬語使わなくていい?」
「今更いいよ」
これで、何年生かも分からない。
「ねぇ、どうして紙を挟んだの?」
核心に迫った。もともとまどろっこしいことは嫌いなタチだった。
「んー、人が来たら面白いと思ったけど、あんまり期待はしてなかったかな」
……来た私が珍しいみたいな言い方だ。確かに、『変わってるね』とはよく言われるけど。
個性豊かといってほしい。
「ちょっと、部員集め、をね」
「部員?」
合唱部がまだあったということか。そしてアキはその部員だということ? 一人で、合唱? それってもう独唱なんじゃ……。
そんなことが頭に浮かんだ。
「まぁ、部っていうか、部から愛好会に降格したんだけど」
愛好会? ますます分からなくなった。
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