いつきが日々を綴ります。日々のぐだぐだを語ったりしてます。時々本の感想が紛れ込んでたりするかもです。
すっごく書きたくなったので、短いものを一つ。……全然関係ないんですけど、『図書館戦争』読み返して、やっぱり好きだなぁ、と再確認。
『植物図鑑』は絶賛、イツキくんの株下がり中。どうにも不器用な子だなぁ、と思うと同時にとんでもなく残酷なヤツだと……。
でも嫌いにはなれないけどね。待ってるこっちの身にもなってよー、と叫ばずにはいられませんな。
できればイツキくん視点が見たい。めちゃくちゃグルグルヘタレっぽく悩んでるさまが見てみたい。そういう葛藤がたまらなく好きです。(性格悪)
吐くほど甘いものが読みたい。それとは反対に恋愛要素一切なしのすっごい推理小説が読みたい。もう、こう、最後に『やられたー』って思えるヤツ。
とりあえず、活字中毒の禁断症状が出てます。
『植物図鑑』は絶賛、イツキくんの株下がり中。どうにも不器用な子だなぁ、と思うと同時にとんでもなく残酷なヤツだと……。
でも嫌いにはなれないけどね。待ってるこっちの身にもなってよー、と叫ばずにはいられませんな。
できればイツキくん視点が見たい。めちゃくちゃグルグルヘタレっぽく悩んでるさまが見てみたい。そういう葛藤がたまらなく好きです。(性格悪)
吐くほど甘いものが読みたい。それとは反対に恋愛要素一切なしのすっごい推理小説が読みたい。もう、こう、最後に『やられたー』って思えるヤツ。
とりあえず、活字中毒の禁断症状が出てます。
+ + + + + + + + + +
わたしが発したのは確かに、相手を傷つけるための言葉で――そしてその言葉は予想以上に相手を傷つけた。
放った瞬間に、後悔をした。
言ってはいけない言葉だった。一番、口に出してはならない言葉だった。
いつもそうだ。
ケンカするときに“こういう言葉”をいうのはいつもわたしの方で、傷つけるのはいつもわたしだった。
そして傷つくのはいつもあっちだった。それなのにケンカをしたとき、謝ってくるのはいつだってあっちなのだ。
ただ一言『ごめん』と。
自分は何もしていないのに、ケンカの原因が多少あったにしろ、傷つけたのは間違いなくこっちで、加害者はわたしなのに。
それが腹立たしかった。何を謝っているのか分からなかった。だからまた傷つけてしまう。
『何に』謝っているの? ケンカの原因? それなら謝ってもらう必要なんてない。謝ればわたしが笑うとでも思ってるの?
傷つけたわたしが、笑うと?
わたしは傷つけた。一番言ってはいけない、一番彼を傷つける言葉を……わたしは吐いた。自分が彼のにふれたいと思った唇で、その言葉を吐いた。
彼を傷つける言葉を、その唇から吐き出した。
「ごめん」
「何が……」
声が、冷たかった。泣き出しそうなくらい弱く、しかしそんな自分を律するかのように、必死になって感情を抑えているような声。
「別にわたしは、謝ってほしいんじゃないの」
顔を俯けたまま、表情の分からぬまま、言葉は続く。先程、荒く言葉を紡いだ唇で、小さく言葉を続ける。
「謝らなくちゃいけないのはわたしなのに、謝られると正直イラッとする」
言ってもなお、こちらを向こうとはしなかった。荒く言葉を吐いた後、傷ついたのは多分彼女だ。
言われた自分よりもさらに深く、こちらが感じる痛みを想像してより深く、彼女は傷ついた。
はっと息を呑んで、そして顔を歪める。自分が言われたかのような表情に、言われた言葉より胸を刺された。
「どうして、いつも謝るの……?」
泣く寸前のような顔が、ケンカするたびに瞼裏に浮かび良心を苛むのだ。始めから、ケンカなんかしなければいいのに、と。
「だって、傷つけたのは俺だから」
彼女にそんな顔をさせるのは自分だから。
優しい、本当はとても優しい彼女に、そんな辛い言葉を吐かせてしまったのは自分自身だから。
「言いたくないような言葉を、言わせてしまったから」
誰も傷つけたくないという彼女を、人を傷つけることに慣れていない彼女を、そうさせたのは自分だ。
「バカだなぁ」
そう言って、彼女は初めてこちらを向いた。苦笑いを含んだ顔で、こちらを見る。泣いていないようで、それだけで少し安心した。
「被害者なのに、何、加害者みたいな顔してるの」
そっと近寄れば、『情けない顔してる』と頬に手を添えられた。そして抱きつかれる。
「ごめんなさい」
いつだって泣きながら言うセリフを、今日彼女は笑顔で言った。
甘いものってことで、こんなのどうでしょうか。
最近、肉食な彼を書けないことが判明。……なんとかしないとヤバい気がします。
目指せ、肉食系男子。(肉食系女子は意外にたくさんいます)
放った瞬間に、後悔をした。
言ってはいけない言葉だった。一番、口に出してはならない言葉だった。
いつもそうだ。
ケンカするときに“こういう言葉”をいうのはいつもわたしの方で、傷つけるのはいつもわたしだった。
そして傷つくのはいつもあっちだった。それなのにケンカをしたとき、謝ってくるのはいつだってあっちなのだ。
ただ一言『ごめん』と。
自分は何もしていないのに、ケンカの原因が多少あったにしろ、傷つけたのは間違いなくこっちで、加害者はわたしなのに。
それが腹立たしかった。何を謝っているのか分からなかった。だからまた傷つけてしまう。
『何に』謝っているの? ケンカの原因? それなら謝ってもらう必要なんてない。謝ればわたしが笑うとでも思ってるの?
傷つけたわたしが、笑うと?
わたしは傷つけた。一番言ってはいけない、一番彼を傷つける言葉を……わたしは吐いた。自分が彼のにふれたいと思った唇で、その言葉を吐いた。
彼を傷つける言葉を、その唇から吐き出した。
「ごめん」
「何が……」
声が、冷たかった。泣き出しそうなくらい弱く、しかしそんな自分を律するかのように、必死になって感情を抑えているような声。
「別にわたしは、謝ってほしいんじゃないの」
顔を俯けたまま、表情の分からぬまま、言葉は続く。先程、荒く言葉を紡いだ唇で、小さく言葉を続ける。
「謝らなくちゃいけないのはわたしなのに、謝られると正直イラッとする」
言ってもなお、こちらを向こうとはしなかった。荒く言葉を吐いた後、傷ついたのは多分彼女だ。
言われた自分よりもさらに深く、こちらが感じる痛みを想像してより深く、彼女は傷ついた。
はっと息を呑んで、そして顔を歪める。自分が言われたかのような表情に、言われた言葉より胸を刺された。
「どうして、いつも謝るの……?」
泣く寸前のような顔が、ケンカするたびに瞼裏に浮かび良心を苛むのだ。始めから、ケンカなんかしなければいいのに、と。
「だって、傷つけたのは俺だから」
彼女にそんな顔をさせるのは自分だから。
優しい、本当はとても優しい彼女に、そんな辛い言葉を吐かせてしまったのは自分自身だから。
「言いたくないような言葉を、言わせてしまったから」
誰も傷つけたくないという彼女を、人を傷つけることに慣れていない彼女を、そうさせたのは自分だ。
「バカだなぁ」
そう言って、彼女は初めてこちらを向いた。苦笑いを含んだ顔で、こちらを見る。泣いていないようで、それだけで少し安心した。
「被害者なのに、何、加害者みたいな顔してるの」
そっと近寄れば、『情けない顔してる』と頬に手を添えられた。そして抱きつかれる。
「ごめんなさい」
いつだって泣きながら言うセリフを、今日彼女は笑顔で言った。
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甘いものってことで、こんなのどうでしょうか。
最近、肉食な彼を書けないことが判明。……なんとかしないとヤバい気がします。
目指せ、肉食系男子。(肉食系女子は意外にたくさんいます)
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