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いつきが日々を綴ります。日々のぐだぐだを語ったりしてます。時々本の感想が紛れ込んでたりするかもです。
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 ラストです。やっとラスト。長かったけど、楽しかったです。またしたいなぁ~。ちなみに最後は長女の朔華さん。
 一番書きやすい、素直でいい子です。(多分)
 
 あ、『三匹のおっさん』読み終わりました。ペースは遅かったんですけど、ちまちまと読み進めておりました。おっさん方かっこいい。
 恋愛色薄めですけど、楽しかったです。まぁ、次は若い人主役、に期待するけどねっ!!
 祐希くん(孫)が好きです。あの素直になれないところがたまらなく可愛い、と、数歳しか年が違わないのに思ってしまう。
 ノリさんが若干怖いのは仕方がないかと……。
 
 余談ですが、最近口が回らなくて大変です。
 『ストライクゾーン』って言いたかったのに、『ストレートゾーン』と言ってしまい、友人に『意味分からん!』と突っ込まれました。
 最近、言い間違えとか言葉噛んじゃうことが多いです。“ボケ?”と母に聞かれます。



 とまぁ、色々身近でごたごた(?)してるんですけど、完結目指して色々頑張ってます。(そろそろ拍手変えたい)

+ + + + + + + + + +
『今日は寄りそう背中あわせ』(お題は『Fortune Fate』さまからお借りしました)





「智くん、こっち座って」

 今日も彼女は可愛い。……って言ったら『のろけかよ!』と同級生に言われるので言いませんが。

「え、いいけど、どうして」

「いいから」

 ちょっとしたイタズラを仕掛けようとしているのか、その目はキラキラと光っていた。
 こうしてみると、本当にこの人の妹である同級生と変わらないなぁ、と思う。幼い表情の分、こっちが妹だといっても誰も疑わないだろう。

 そんなことを考えながら、言われたとおりにソファに座った。ちなみに家まで送って来て、お茶でも飲む? と言われたので家へ上がった。
 こんなところを見られようものなら、同級生……春華ちゃんに叩き出されてしまう。『送り狼!!』という文句つきだ。

「でね、横向きで座って、足もソファに上げて」
 
 指示を出し、彼女に背を向けるとすぐさま背中に心地いいぬくもりが宿った。コン、と後頭部に何かが当たる。

「朔華さん、どうしたの?」

 問いかけると、クスクスと笑いが後ろから漏れた。そして体重をかけられる。『柔らかいなぁ』と思ってしまったのは、しようがない、ハズ。

「この前ねー。はるちゃんと瑲くんがしてたから」

 それだけで分かった。
 どうやら彼女はあの二人がカップルの理想の姿だと考えているらしい。
 まぁ、確かに仲いいカップルといえば聞こえはいいが、あれはカップルを飛び越して夫婦だと思う。しかも熟年夫婦。

「でもね。瑲くんとはるちゃんだと頭当たらなかったんだけどなぁ」

 悪気がないのがかえって性質が悪い。――別に、身長が低いのをコンプレックスに感じてるわけじゃないけど。朔華さんのほうが小さいし。

「藤田、背、高いから」

「瑲くん、本当におっきくなったよね~」
 
 引っ越す前はもっと可愛かったんだよ? はるちゃん大好きだったし。
 
 嬉しそうに、楽しそうに話すもんだから、ちょっと嫉妬してしまう。どちらかといえば春華ちゃんに。

 そう思った瞬間、かけられる体重が増した。背伸びするように、朔華さんが伸びたのだ。

「重い?」

「全然」

 そう返すと、より一層こちらへ体重をかける。警戒されていないのか、はたまた信用されているのか非常に怪しいラインだと思う。
 本当に軽くて、驚くぐらい小さくて、何故か知らないけど『朔華さんだなぁ』と思ってしまう。

「朔華さん」

「何?」

 あー、多分、自分がやってることに自覚がないんだろうな、と分かる。非常に残念ではあるが、こういうとき自分は“いい人”だ。
 ただのヘタレだと言われれば、それまでだが。

「なんでもない」

「変な智くん」

 柔らかく笑うその声が耳に心地よくって、そのまま聞きたくなって、そっと目を閉じた。
 春華ちゃんに言わせれば『男と違うのよ、女は』らしい。だけど男だって欲望だけで生きてるわけじゃない、と言い張りたい。
 藤田が言うともっともらしく聞こえるのに、俺が言うとどうも胡散臭く聞こえる、というのはどういうことか、と聞き返したいが。

「眠くなった」

「寝てもいいよ。起こしてあげる」

 やっぱり信用されているんだ、と自分に言い聞かせる。さもなくば、『子供』だと思われている可能性さえでてくるから。








「智くん、知らないでしょ」

 寝てしまった彼に一言。日頃言えないから、彼が寝てしまった後で言う。

「私の気持ちの重さ、こんなもんじゃないんだから」

 そう言って、精一杯体重をかけてやる。

「そのうち重いって言っても知らないんだから」

 聞こえていない彼に。聞こえていないからこそ彼に。








「池平ーー!!」

 怒り狂った次女が彼を叩き出すまで、ずっと、密やかに。
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でも本人は精一杯急いでいるつもりだったりします。
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