いつきが日々を綴ります。日々のぐだぐだを語ったりしてます。時々本の感想が紛れ込んでたりするかもです。
第……何弾でしたっけ? あまりにも留守にしていたせいで、少々ぼけています。(ボケボケなのはいつものことだけど)
やっと帰ってこれましたよ~~。まぁ、今日も今日とてテスト(模試?)だったのですがね。
そして国語と数学二枚ずつテストかえって来ました。早いですよね。事実を突きつけられる覚悟ができないまま、かえって来ました。解答用紙。
……結果ですか? 努力は、報われませんでした。
国語は、まぁ、並で見られる点数ですけど。数学がね!! 数Ⅱがね!! まさかの平均下回り――。
私の身に一体何が起こったんだと問いかけたいです。うう、数学だけは努力が報われる教科だと思ってたのに。
あと十点は欲しかったよーーーー。このままいけば、今年最低点間違いなしなんですけど。
とまぁ、もう言っても仕方ないんで。
明日は理科がかえってくるので、また愚痴りますけど。
で、短編、第……五……?? 弾です。
多分、過去。
やっと帰ってこれましたよ~~。まぁ、今日も今日とてテスト(模試?)だったのですがね。
そして国語と数学二枚ずつテストかえって来ました。早いですよね。事実を突きつけられる覚悟ができないまま、かえって来ました。解答用紙。
……結果ですか? 努力は、報われませんでした。
国語は、まぁ、並で見られる点数ですけど。数学がね!! 数Ⅱがね!! まさかの平均下回り――。
私の身に一体何が起こったんだと問いかけたいです。うう、数学だけは努力が報われる教科だと思ってたのに。
あと十点は欲しかったよーーーー。このままいけば、今年最低点間違いなしなんですけど。
とまぁ、もう言っても仕方ないんで。
明日は理科がかえってくるので、また愚痴りますけど。
で、短編、第……五……?? 弾です。
多分、過去。
+ + + + + + + + + +
『甘えていると気づかせたい』(お題は『Fortune Fate』さまからお借りしました)
「少しは、頼ればいいだろ!」
そう言われてイラリと来たと同時に、どうしようもない寂しさが胸を占めた。
しかしそれを感じる前に、怒りの矛先を相手に向ける。
「この傷は……!! わたしの傷よ?! 瑲のものじゃない。わたしがバカで、それで負った傷でしょ!!」
その傷のせいで、傷ついている瑲を、どうやって頼れって言うの?
この傷の話をするたびに、罪の意識を感じている瑲に、何て話しかけるの?
「自分の、悪かった過去を……、どうやって……」
どうやって被害者面して、思い出せって言うの。
「春華、そうじゃなくて」
瑲も、イライラしていることが分かる。お互い、言いたいことが何なのか分かっているはずだ。
なのに、あえてお互い気づかないふりをする。
「いいよ……。今言っても、お互い、話にならない。一回、家に帰ろう」
そうやって、自分だけ大人みたいに冷静ぶる瑲も嫌い。
自分のせいだって言う、瑲も嫌い。
だけど、それが優しさゆえのことだと分かって――それでもそんな瑲を許せない自分が、一番嫌い。
まだ小学生の頃だ。低学年だった……。
夏真っ盛りで、毎年恒例のキャンプに行っていた。我が平田家と、斜め向かい側の藤田家合同の行事だ。
暑い日ざしもない、森の中。気温は高かったように感じるが、森の中にいるせいか不思議と蒸し暑くはなかった。
適度に人の手が入った森は歩きやすく、子供づれには安全なところだった。ただ、一箇所だけ。
小さな崖があって、そこには絶対に近づくなとだけ初めに来たときに両親に厳しく言い聞かされていた。
だけどちょうど反抗期ぐらいのわたしがそんなことに耳を貸すはずもなく。むしろ、好奇心でそこへ行ってみたいと思った。
落ちても死ぬ高さではないことぐらい知っていたし、せいぜい骨折ぐらいだろうと、軽く考えていた。
今思えば、とても……バカな考えだったけれど、そのときはそんなことさえも考えなかった。
「春華。そっちは危ないから」
いつもいつも一緒に遊ぶ瑲はこのときも例外ではなく、付いて来ていた。正確には、うちの両親がお目付け役で付けたのだが。
「大丈夫だって。まだ少し先だもん」
「え……?」
「瑲? そーうー。瑲也ってばー」
「前来たとき――その看板間違ってなかったっけ……?」
「何? 心配性だね。そんなんだから……」
ふっと、足の下の地面の感覚がなくなった。
後ろを歩いていた瑲を見ていたので、そこから先の地面がないことにも気がつかなかった。
「春華!!」
そう呼んだ、瑲の声がとてもはっきりと聞こえて、見る間に反転していく世界を意外と冷静に見ていた。
悲鳴さえ、出はしなかった。
あまりにも、唐突で……そして、まったく怖くなかった。
手を伸ばした瑲の手を反射で掴みそうになった。でも、掴まなかった。急に怖くなったのだ。
自分で『死なない』と言っておきながら、自分のせいで瑲にもしものことがあったら、と思うと。
まぁ、とっさにそこまでよく判断できたわたしは人生で一番脳を働かせたのではないだろうか。
そしてわたしは、瑲が無事だという代償に、左足に傷を負った。
その傷は、痛々しい。
スカートで隠れるか、隠れないかというひざより少し上のラインにある。他の肌より薄く、他の肌より異なる質感をしている。
薄いピンク色の傷跡は、春華の左足にくっきりと残る。四針……縫ったらしい。
そこだけ別の生き物のようにも見えるその傷跡は、そのまま俺の目にもはっきりと焼きついた。
自分のせいだと思った。
あれだけ事前に親たちから『気をつけるように』と言われていたのに。
『春華は危なっかしいから、守ってあげてね。瑲也くん』
あんなに……しっかりと頼まれたのに。
手を簡単にすり抜けていった手の感触が、今でもふとした瞬間によみがえる。
あのとき、あの手が掴めれば、何か変わっていただろうか。
そして、俺は偶然決まった親の転勤先についていった。進学のことを考えれば、そこそこ都会の町にいるほうがいい。
それは分かっていたし、両親は平田家のおじさんおばさんにも相談していた。
だけど……。どうしても、あそこにいたくはなかった。
春華を傷つけた責任の重さに耐えられなくなる……。それもあったのかもしれない。
しかしそれより多く、心を占めたのは、自分が許されるのがイヤだという思いだった。
誰も、責めない。ただの一言も、何も言わない。
ただ『春華が無茶をするから』とか『まぁ、こんなこともあるわよね』とか……。
そして春華さえも。
「笑って許すだろ? お前の場合……」
それが、一番辛いのだ。いつの間にか、自分は忘れるのではないだろうかと思ってしまうのだ。
守りたいと、思った気持ちも。
手をとりたいと、思った気持ちも全て。
生ぬるい感覚が、自分を流してしまいそうだった。
そして瑲は引っ越した。ただの一度も、わたしに何も言わずに。
また明日といって分かれた翌日、やつはもういなかった。
「春ちゃんの泣き顔が見たくなかったんだよ、きっと」
そうじゃない。きっと、辛い過去を封印しようとしたんだ。
忘れてしまわなければ、瑲が壊れてしまうんじゃないかと思うほど……落ち込んでいたから。
「わたしの、相手がきっと面倒になったんだよ。お姉ちゃんと違って、わたしはお転婆だから」
もう、何も話したくなかったんだ。
「瑲、也なんて……だいっ嫌い」
それからわたしは『瑲』と呼ぶことをやめた。再び『瑲』と呼ぶのに、とても長い時間がかかった。
過去の幻想から覚めると、部屋の中でベッドに横たわっていた。制服から着替えることもなく、かといって寝ているわけでもなかった。
目は天井を写していたから。
頼れ。
そうよく言われる。昔から、よく言われる。瑲が引っ越す前も、後も。ことごとく、そう言われるのだ。
たいていの無理は許してくれる瑲だ。そうとうわたしが無理をしているというサインだと思う。
冬になると傷が引きつるので、あまり動きたくない。だけどこの前無理して歩いていたら、言いようもない痛みが襲った。
多分、それを怒っているのだ。無理して動くな、と言われている。だけどもう何年もたって、傷なんてほとんどないも同然なのに。
そして腹が立った。
ちょっと痛いから? だから、それだけで瑲に頼るの? どうやって?
『傷が痛むから』って?
瑲が、瑲の方が痛そうな顔をするのに?
「傲慢だよ。瑲」
人の、罪まで背負おうとするのは、それはエゴだ。傲慢で、いかにも責任感の強い瑲らしいけれど。
「そんなに、罪を背負いたいわけ?」
答えの得られない空間で、一人呟いた。
頼れよ。
頼ってるよ。すごく頼ってる。わがままばかり言って、いつも困らせている。本当にしてほしいことは、瑲が分かるから。
だけどそれ以上を、求められると少し困る。
頼ってるのに、頼れって言われると、自分がなんだか全てを背負っている人間みたいに見える。
そうじゃないのに、ちゃんと甘えてるし、助けが必要なときにはちゃんと言ってるのに。
「どうしたら、分かってくれるの!!」
あてつけのように、枕を扉に向かって投げた。
それは、そのまま……入ってきた人間の顔に当たった。狙い済ましたかのようなタイミングで、人間が入ってきた。
「「あ」」
お互い、それしか出てこずに顔を見合わせる。
少しの緊張と、決まりの悪さと、照れを混ぜて。
「謝りに来たんだけど……」
機嫌直ってないなら、帰る。
すごく気落ちした顔をするから、思わず笑ってしまった。その顔はそのまま数年前の顔と一緒だったから。
「瑲が明日かばん持って登校してくれるんなら、機嫌直そうかな」
冗談で言うと、『重いからイヤ』と即答された。
「瑲」
「ん?」
分かってるんだよね。わたしも、瑲も。
相手が言いたいこと、思ってること。ちゃんと、分かってるんだよね。お互いがちゃんと、相手を大切に思ってるって。
それが時々、行き過ぎたり、相手にうまく伝わらなかったりするだけなんだよね。
「わたし、ちゃんと、頼ってるよ?」
「……」
「甘えてるよ?」
「……」
それは瑲さえも気づかないほど、小さいかもしれないけど。
「わたしは、それで十分だよ」
だからどうか、そんな顔で笑わないで下さい。
切なそうな顔を見るたび、足の傷が小さくうずく。
それは小さな、罪の痕。
よく分からなくなったので強制終了……。リハビリにはちときつかったです。
まあ、結局人の心を知ろうなんて傲慢だよね、という話。(??)
これで春華ちゃんの傷、謎が解けましたでしょーか。瑲くんが引っ越して、帰ってきてからの二人の再会が本編です。
瑲くんは帰って初めて春華に会ったとき、殴られます。(笑)
今本編のノートを横に置きながら打ったんですけど、まぁ……瑲くん、本当にグダグダしてるわ。いや、春華ちゃんも相当だけど。
本編はまたいずれ。(遠い目)
「少しは、頼ればいいだろ!」
そう言われてイラリと来たと同時に、どうしようもない寂しさが胸を占めた。
しかしそれを感じる前に、怒りの矛先を相手に向ける。
「この傷は……!! わたしの傷よ?! 瑲のものじゃない。わたしがバカで、それで負った傷でしょ!!」
その傷のせいで、傷ついている瑲を、どうやって頼れって言うの?
この傷の話をするたびに、罪の意識を感じている瑲に、何て話しかけるの?
「自分の、悪かった過去を……、どうやって……」
どうやって被害者面して、思い出せって言うの。
「春華、そうじゃなくて」
瑲も、イライラしていることが分かる。お互い、言いたいことが何なのか分かっているはずだ。
なのに、あえてお互い気づかないふりをする。
「いいよ……。今言っても、お互い、話にならない。一回、家に帰ろう」
そうやって、自分だけ大人みたいに冷静ぶる瑲も嫌い。
自分のせいだって言う、瑲も嫌い。
だけど、それが優しさゆえのことだと分かって――それでもそんな瑲を許せない自分が、一番嫌い。
まだ小学生の頃だ。低学年だった……。
夏真っ盛りで、毎年恒例のキャンプに行っていた。我が平田家と、斜め向かい側の藤田家合同の行事だ。
暑い日ざしもない、森の中。気温は高かったように感じるが、森の中にいるせいか不思議と蒸し暑くはなかった。
適度に人の手が入った森は歩きやすく、子供づれには安全なところだった。ただ、一箇所だけ。
小さな崖があって、そこには絶対に近づくなとだけ初めに来たときに両親に厳しく言い聞かされていた。
だけどちょうど反抗期ぐらいのわたしがそんなことに耳を貸すはずもなく。むしろ、好奇心でそこへ行ってみたいと思った。
落ちても死ぬ高さではないことぐらい知っていたし、せいぜい骨折ぐらいだろうと、軽く考えていた。
今思えば、とても……バカな考えだったけれど、そのときはそんなことさえも考えなかった。
「春華。そっちは危ないから」
いつもいつも一緒に遊ぶ瑲はこのときも例外ではなく、付いて来ていた。正確には、うちの両親がお目付け役で付けたのだが。
「大丈夫だって。まだ少し先だもん」
「え……?」
「瑲? そーうー。瑲也ってばー」
「前来たとき――その看板間違ってなかったっけ……?」
「何? 心配性だね。そんなんだから……」
ふっと、足の下の地面の感覚がなくなった。
後ろを歩いていた瑲を見ていたので、そこから先の地面がないことにも気がつかなかった。
「春華!!」
そう呼んだ、瑲の声がとてもはっきりと聞こえて、見る間に反転していく世界を意外と冷静に見ていた。
悲鳴さえ、出はしなかった。
あまりにも、唐突で……そして、まったく怖くなかった。
手を伸ばした瑲の手を反射で掴みそうになった。でも、掴まなかった。急に怖くなったのだ。
自分で『死なない』と言っておきながら、自分のせいで瑲にもしものことがあったら、と思うと。
まぁ、とっさにそこまでよく判断できたわたしは人生で一番脳を働かせたのではないだろうか。
そしてわたしは、瑲が無事だという代償に、左足に傷を負った。
その傷は、痛々しい。
スカートで隠れるか、隠れないかというひざより少し上のラインにある。他の肌より薄く、他の肌より異なる質感をしている。
薄いピンク色の傷跡は、春華の左足にくっきりと残る。四針……縫ったらしい。
そこだけ別の生き物のようにも見えるその傷跡は、そのまま俺の目にもはっきりと焼きついた。
自分のせいだと思った。
あれだけ事前に親たちから『気をつけるように』と言われていたのに。
『春華は危なっかしいから、守ってあげてね。瑲也くん』
あんなに……しっかりと頼まれたのに。
手を簡単にすり抜けていった手の感触が、今でもふとした瞬間によみがえる。
あのとき、あの手が掴めれば、何か変わっていただろうか。
そして、俺は偶然決まった親の転勤先についていった。進学のことを考えれば、そこそこ都会の町にいるほうがいい。
それは分かっていたし、両親は平田家のおじさんおばさんにも相談していた。
だけど……。どうしても、あそこにいたくはなかった。
春華を傷つけた責任の重さに耐えられなくなる……。それもあったのかもしれない。
しかしそれより多く、心を占めたのは、自分が許されるのがイヤだという思いだった。
誰も、責めない。ただの一言も、何も言わない。
ただ『春華が無茶をするから』とか『まぁ、こんなこともあるわよね』とか……。
そして春華さえも。
「笑って許すだろ? お前の場合……」
それが、一番辛いのだ。いつの間にか、自分は忘れるのではないだろうかと思ってしまうのだ。
守りたいと、思った気持ちも。
手をとりたいと、思った気持ちも全て。
生ぬるい感覚が、自分を流してしまいそうだった。
そして瑲は引っ越した。ただの一度も、わたしに何も言わずに。
また明日といって分かれた翌日、やつはもういなかった。
「春ちゃんの泣き顔が見たくなかったんだよ、きっと」
そうじゃない。きっと、辛い過去を封印しようとしたんだ。
忘れてしまわなければ、瑲が壊れてしまうんじゃないかと思うほど……落ち込んでいたから。
「わたしの、相手がきっと面倒になったんだよ。お姉ちゃんと違って、わたしはお転婆だから」
もう、何も話したくなかったんだ。
「瑲、也なんて……だいっ嫌い」
それからわたしは『瑲』と呼ぶことをやめた。再び『瑲』と呼ぶのに、とても長い時間がかかった。
過去の幻想から覚めると、部屋の中でベッドに横たわっていた。制服から着替えることもなく、かといって寝ているわけでもなかった。
目は天井を写していたから。
頼れ。
そうよく言われる。昔から、よく言われる。瑲が引っ越す前も、後も。ことごとく、そう言われるのだ。
たいていの無理は許してくれる瑲だ。そうとうわたしが無理をしているというサインだと思う。
冬になると傷が引きつるので、あまり動きたくない。だけどこの前無理して歩いていたら、言いようもない痛みが襲った。
多分、それを怒っているのだ。無理して動くな、と言われている。だけどもう何年もたって、傷なんてほとんどないも同然なのに。
そして腹が立った。
ちょっと痛いから? だから、それだけで瑲に頼るの? どうやって?
『傷が痛むから』って?
瑲が、瑲の方が痛そうな顔をするのに?
「傲慢だよ。瑲」
人の、罪まで背負おうとするのは、それはエゴだ。傲慢で、いかにも責任感の強い瑲らしいけれど。
「そんなに、罪を背負いたいわけ?」
答えの得られない空間で、一人呟いた。
頼れよ。
頼ってるよ。すごく頼ってる。わがままばかり言って、いつも困らせている。本当にしてほしいことは、瑲が分かるから。
だけどそれ以上を、求められると少し困る。
頼ってるのに、頼れって言われると、自分がなんだか全てを背負っている人間みたいに見える。
そうじゃないのに、ちゃんと甘えてるし、助けが必要なときにはちゃんと言ってるのに。
「どうしたら、分かってくれるの!!」
あてつけのように、枕を扉に向かって投げた。
それは、そのまま……入ってきた人間の顔に当たった。狙い済ましたかのようなタイミングで、人間が入ってきた。
「「あ」」
お互い、それしか出てこずに顔を見合わせる。
少しの緊張と、決まりの悪さと、照れを混ぜて。
「謝りに来たんだけど……」
機嫌直ってないなら、帰る。
すごく気落ちした顔をするから、思わず笑ってしまった。その顔はそのまま数年前の顔と一緒だったから。
「瑲が明日かばん持って登校してくれるんなら、機嫌直そうかな」
冗談で言うと、『重いからイヤ』と即答された。
「瑲」
「ん?」
分かってるんだよね。わたしも、瑲も。
相手が言いたいこと、思ってること。ちゃんと、分かってるんだよね。お互いがちゃんと、相手を大切に思ってるって。
それが時々、行き過ぎたり、相手にうまく伝わらなかったりするだけなんだよね。
「わたし、ちゃんと、頼ってるよ?」
「……」
「甘えてるよ?」
「……」
それは瑲さえも気づかないほど、小さいかもしれないけど。
「わたしは、それで十分だよ」
だからどうか、そんな顔で笑わないで下さい。
切なそうな顔を見るたび、足の傷が小さくうずく。
それは小さな、罪の痕。
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よく分からなくなったので強制終了……。リハビリにはちときつかったです。
まあ、結局人の心を知ろうなんて傲慢だよね、という話。(??)
これで春華ちゃんの傷、謎が解けましたでしょーか。瑲くんが引っ越して、帰ってきてからの二人の再会が本編です。
瑲くんは帰って初めて春華に会ったとき、殴られます。(笑)
今本編のノートを横に置きながら打ったんですけど、まぁ……瑲くん、本当にグダグダしてるわ。いや、春華ちゃんも相当だけど。
本編はまたいずれ。(遠い目)
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